経営理念 三本の柱

skill 技術の向上
顧客が求めているニーズが何なのかを正確に把握し、それに合った技術提案やコスト提案をしていかなければなりません。
私達は、メーカーとして、時には、その製品を作る原材料や機械から創造していくことがあります。その為には、常にいろいろなものに多方面にわたる問題意識を持ち創造していく事が必要です。

human 人間性の向上
人と動物との違いは、理性があるという事です。仏法界において、生けとし生けるもの一切の生物には善悪の業があり六道界があるとされています。 つまり、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天…この様な六つの迷界があると言われています。
魔が差すという言葉があるように、人間の心にも、常に魔が潜んでいます。
ビジネスに於いても、金にさえなれば何をしても良いという様な事ではだめだと私は思います。生けとし生ける者として人間社会では、まずは相手を尊重し、互いに欺かず、争わず、真実を持ってお互いに誠心の交わりを行ってこそ信頼と信用が生まれるものです。
ビジネスを通じて、信頼と信用で結ばれる為には、人間性の向上に努めなければなりません。そうする事によって初めて強い絆で結ばれ、顧客に喜ばれる良い仕事が出来るものと確信しています。

justice 社会正義
ビジネスには、人にとって役立つ事や公にとって役立つ事が必要です。ビジネスには、人が行う大事な道義、つまり利欲のみに引かれず正しい筋道を立てる大きな大義が必要です。その為には、勇気が必要です。「義をみてせざるは勇無きなり」という言葉がありますが、公にとって、また人々にとって、正しいという事を言ったり、それを行動に移す事は、非常に難しい事です。
最近の例では、原子力発電の安全神話が出来ていた時、その中で、原子力発電の危険性を議論する事は非常に難しく、勇気が要る事だったと言われています。この事がもっと議論されていれば、福島原子力発電所の被害はもっと最少に抑えられていたかも知れません。
また街中で、見知らぬ他人が、因縁を付けられ暴力を受けている場所に遭遇した時、それを止める事には非常に勇気が要ります。しかし、その勇気が無ければ、せめて、知らぬ顔をして通り過ぎるのでは無く、警察に電話をして呼び出す勇気くらいは欲しいものです。
仕事にも、正しいものは正しい、間違った事は間違っているとはっきり言える勇気が、必要だと思います。